藤 井 達 徳 君 諸 橋 虎 雄 君
長谷川 一 夫 君 水 科 三 郎 君
笠 井 則 雄 君 高 野 正 義 君
家 老 洋 君 藤 田 芳 雄 君
酒 井 正 春 君 山 田 保一郎 君
小 熊 正 志 君 小坂井 和 夫 君
────────※────────
〇説明のため出席した者
森市長 小野塚副市長
大野副市長
山崎地域政策監
池津都市整備部長 山本土木部長
田口都市計画課長 川津まちなか整備課長
安達交通政策課長 本
臼都市開発課長
今井建築住宅課長 小山公園緑地課長
中野土木政策調整課長 志賀道路管理課長
原田道路建設課長 小玉河川港湾課長
渡部下水道課長
樋口水道局長 野口水道局次長
加藤浄水課長 石田管路課長
小黒中之島支所長 竹内越路支所長
佐藤三島支所長 斎藤山古志支所長
広田小国支所長 小黒和島支所長
長谷川寺泊支所長 長谷川栃尾支所長
穂刈与板支所長 長谷川川口支所長
────────※────────
〇職務のため出席した
事務局職員
森山課長 長谷川課長補佐
五井議事係長 長谷川主任
────────※────────
○
加藤一康 委員長 これより会議を開きます。
────────※────────
○
加藤一康 委員長 なお、
報道関係者から
写真撮影の申し出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて
委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
────────※────────
〇
所管事項に関する質問
○
加藤一康 委員長 最初に、
所管事項に関する質問を行います。
◆
古川原直人 委員 それでは、寺泊、特に
野積地区の
河川の
河口部閉塞について御質問をいたします。
野積地区には、
県管理の2級
河川が5本と
長岡市管理の
普通河川が6本ございます。いずれも背後の
弥彦山山系から急激に
海岸地域に流れ込む
河川であります。このため出水が減る夏、それから海のしけが続く冬では
河口部の閉塞が起きて、夏の悪臭や春先の大雨による洪水が危惧されているところであります。合併して5年が経過するところでございますけれども、この実態について本庁のほうとして把握されているかどうか、まずお聞かせください。
◎小玉
河川港湾課長 御質問の
寺泊野積地区におきましては、御指摘のとおり11
河川が
弥彦山山系から日本海に直接流れ込んでいるわけでございますが、
大河津分水路から供給される土砂、それから海が荒れるなど天候の影響によりまして
河口部が閉塞しやすく、閉塞しますと農地や
住宅地等に
浸水被害をもたらすおそれがあるということは
十分認識をしております。
◆
古川原直人 委員 信濃川、
大河津分水路の
河口部は180メートルくらいあるんですけれども、これが冬の海のしけで狭くなると10メートル以下になるということで、さおを差せば渡れるぐらいに狭くなるということでございますから、
中小河川の河口が閉塞するのは当たり前のことであります。ですから、定期的に掘削をしてもらわないと
河川のあふれやたまり水の悪臭に悩まされるということでございます。県は不定期にしか掘削しないため、
地域住民からたびたび要望をいただいているところでございますが、県に対して定期的に掘削をしていただくように要望を強めていただきたいと思いますし、また
市管理の
河川についても
重機借り上げの予算を確保して定期的に掘削をしていただきたいというふうに思いますけれども、お考えをお聞かせください。
◎小玉
河川港湾課長 直接海に流れ込んでいる
中小河川の
河口閉塞に対しましては、効果的な時期をねらって定期的に
河床掘削をする等、適切に
維持管理していくことが重要であると考えております。このため新潟県と
長岡市では、それぞれが管理する
河川の
閉塞状況を確認しながら効果的な時期をねらって
堆積土砂を掘削するよう努めております。
今年度も
長岡市では、梅雨が本格化する前の6月下旬に
普通河川滝ノ川など5
河川の
河床掘削等を実施しております。また、新潟県では今年度2級
河川大三川など2
河川について掘削を予定していると聞いております。
長岡市といたしましては、今後とも
河口閉塞が生じないよう新潟県に適切な
維持管理を要望するとともに、市の管理する
河川につきましても梅雨が本格化する前や冬場の天候が落ちつく春先などに定期的に
河床掘削を実施するよう努めてまいりたいと考えております。
◆
古川原直人 委員 砂丘地にしかあらわれない現象でございます。
野積地区は、
長岡市の北の
玄関口でございまして、新潟市に接しているわけですけれども、いい環境で新潟市からの通行人を迎えたいと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
◆
五十嵐清光 委員 要望も含めてでありますが、ちょうどきょうは雪が降ってまいりました。この前の
委員協議会で
除雪のことについてお話をさせてもらったんでありますが、雪は降ってみなければわからんわけでありまして、ことしは大雪か少雪かということもわからないんですが、この前の話ですと、今度は
除雪オペレーターを十分訓練して市民から苦情のないようにしたいということで、実際に11月に
業者を集めて
実地訓練をしたという形で聞いております。その効果がことしの冬に出てくるんだろうと思うんでありますが、ただ
除雪の場合は雪の質によって、非常に乾燥した雪の場合にはくっつかないというんですか、わきに寄せられないという事実はあるんでありますが、
機械除雪は6
メーター以上の8
メーターの
道路をするわけでありますから、1車線といいますか、ブルドーザーがただ前へ進んで通るだけでいいんだということではなくて、その道幅を目いっぱい広げるような
除雪をぜひしていただきたいと思うわけであります。
業者を指導されて様子を見るわけでありますが、殊に仕事は技能といいますか、
技能職でありますから、悪い
業者だけを指導するんじゃなくて、逆に本当にきれいに
除雪を仕上げるという、そういう優秀な
業者に対して評価をするという、表彰するぐらいの気持ちというものも私は大事じゃないかなと。他の
地域ではそういうこともやっているようでありますから、その辺についても検討してもらいたいと思うわけです。
殊に無
雪都市宣言をしたわけですが、
長岡ニュータウンの関係では、残念ながら
地下水が出ないというような形で消
雪装置はつくられないわけでありますが、
機械除雪によってやるという。実際には8
メーター道路であるにもかかわらず、去年の冬などは道幅が狭くて通行が非常に困難であるという、こういう苦情がたくさん寄せられまして、早朝直ちに電話が来たところに行ってみましたが、なるほど、
除雪の仕方が悪かったという、これも認めてもらいたい。
そこで、できるだけ幅を広く仕上げてもらうんでありますが、弱者といいますか、
ひとり暮らしとかで自分の玄関のところに
除雪車が雪を置いていった後に開雪、開口できないという、実際にそういう人もおられまして、今市内でも数名でありますが、
民生委員を通じて
福祉保健部のほうに
除雪隊の要請があって、そこの玄関だけはあけてくださっておるわけであります。もしまたそういう方があった場合についてはぜひよろしくお願いしたいなと思っております。
もう1つは、前に何回もお話ししたんでありますが、
機械除雪をしているところに
消防小屋があるわけなんであります。その
消防小屋も市内には500カ所もあるかと思うんでありますけど、そこを
除雪車が通るわけでありますから、その
消防小屋の前はマルチの
除雪機のようなものであればすっと雪をとっていけるわけでありますので、ついでと言ってはなんでありますが、どこに
消防小屋があるかということはみんなわかっておるわけでありますので、
除雪隊にはぜひそういうものもしていただきたい。いざ火災というときにあのかたいものが前にあったら、
消防団はそれをよけるだけでも大変な時間がかかるわけでありますから、そういうふうにお願いしたいということで、要望も含めての質問でありますが、ぜひ御答弁をお願いいたします。
◎志賀
道路管理課長 まず、1点目で御指摘の
除雪対応の向上につきましては、
除雪オペレーターの
技術力によるものが大きいというふうに認識しております。こうした状況を踏まえまして、今
委員からもお話がありましたように、特に今冬から若手の
除雪オペレーターを対象とした現場での実践によります
道路除雪技術者講習会や、例年行っております安全で効率的な
除雪作業のポイントを習得してもらうための
道路除雪オペレーター講習会を開催し、
除雪オペレーター全体の
技術力の底上げを図っております。なお、
道路除雪オペレーター講習会では
リリックホールにおきまして、約450名というこれまでにない大勢の
除雪オペレーターの
皆さんから参加していただきまして、熱心に受講していただきました。
また、御指摘のように、よりきめ細かな
除雪を目指す上で評価を行うことにより、
除雪業者からさらに一生懸命に
除雪作業に取り組んでもらうことが重要であるということも認識しております。具体的には、
除雪後の
パトロールの強化ですとか、
町内会長などの御意見を聞き取るなどしてまず
除雪の状況を把握しまして、改善すべき点や評価すべき点を
除雪業者に指導することによりまして
除雪対応の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。また、他都市の事例もございますので、そちらのほうも研究した中でよい
業者をどのように評価するかというようなことを今後検討してまいりたいというふうに考えております。
2点目の要
援護世帯の件でございますが、御指摘のように
民生委員を通じて市の
福祉保健部へ相談された中で特に
肢体不自由等で真にお困りの方で配慮が必要であると認められた世帯につきましては、個人のプライバシーに配慮した中で、
除雪本部のほうから
除雪業者にできるだけ間口に雪を置かないよう指導しております。今後も特に配慮が必要と認められるような世帯につきましては、
担当業者にできる範囲で雪を置かないよう指導してまいりたいというふうに考えております。
また、御指摘のように
道路が狭い状況になりますどか雪の場合には、
安全確認に留意した中で早目に
ロータリ除雪車を出して
拡幅除雪を開始するなど、早目、早目に
除雪作業を実施するよう
除雪業者を指導してまいりたいというふうに考えております。
3点目の
道路除雪後の
消防小屋の前の
間口除雪につきましては、基本的には地元の
消防団員の
皆さんから行っていただいております。急な降雪などで
除雪し切れないときもありますことから、
地元住民の
皆さんからも御協力をいただいているという現状でございます。御協力いただいている
地元住民の
皆さんには、心から感謝申し上げてます。こうした中、
除雪本部といたしましても
冬期間の
火災発生時において消防車が迅速に出動し、早期に
消防活動が実施できますよう、あらかじめ
消防小屋周辺の堆雪帯の状況などを確認した中で、できる限り
消防小屋の間口に雪を置かないよう
除雪業者に指導してまいりたいというふうに考えております。
◆
五十嵐清光 委員 志賀道路管理課長から本当に力強い決意をいただきまして、今冬は安心して生活できるかなというふうに思っているところであります。殊に
消防小屋については本当にお願いするわけでありまして、
消防団員も
高齢化をしておりますし、また人数も少なくなっており、自分のうちの前の
除雪、雪かきをするのが精いっぱいで、当番は決まっておるんでありますが、出勤する前に
消防小屋に来て
除雪するというのは現実に大変な状況でありますので、その件については強く要望をしておくわけであります。
一番最初の評価については、やはり
リーダーの
除雪企業があるわけでありまして、その
リーダーから下に分かれているそのほかの
業者に対する指導というのも当然大事だと思いますし、殊に
パトロールを強化したいということでありますので、朝の出勤時等には
パトロールを強化してほしいと、これも強く要望しておきます。
最後に、
ニュータウン地区につきましては、弱者の方は、雪の量にもよるわけでありますが、1世帯2万円から3万円の費用を出しまして別に
小型ロータリ車によって間口をあけてもらっているというのが実態なんです。本来は無
雪都市であって、
ニュータウンについては冬でも非常に
利便性がいいという、こういうキャッチフレーズであったわけでありますから、殊にその
ニュータウン地区の
除雪の状態について
パトロールを強化していただくことを要望して終わります。
◆
恩田正夫 委員 それでは、若干質問いたしたいと思いますが、国の
補正予算で成立をした
緊急総合経済対策としての
地域活性化交付金の中のきめ細かな
交付金等について質問いたしたいと思います。
そこで、さきに東京で行われました
北陸国道協議会緊急集会の様子が
長岡新聞に掲載されておりました。これを見ますと、
森市長は
全国市長会の会長でもあり、またこの
北陸国道協議会の会長でもあり、大層忙しいだろうなと、あるいはいろいろなところで活躍されているんだなというふうに拝見いたしましたけれども、今の大変な不況の中で
公共事業が果たす役割というものも非常に大きいというか、重要なところもあるんだなというふうに思います。たしか
市長講話だったかな、この庁内で
公共事業か何かのあり方というものを述べられておりましたけれども、それと大体似通ったようなお話をされていたのかなというふうに思います。
そこで、私は
公共事業そのものは悪だとも思いませんし、そうかといって今テレビでしょっちゅうやっている
事業仕分け等を見ますと、だいぶ厳しい見方もされているわけでございますが、この新聞にも掲載されているように、真に必要な
公共事業ということでございますので、そのとおりなんでございますけれども、ただ
公共事業というものはとらえ方や見方によってさまざまでございまして、将来を見据えてやっているつもりであっても、とらえ方によっては無駄じゃないかという人もいるわけでございます。とらえ方、見方によって非常にさまざまであろうかと思いますけれども、
公共事業そのものは、特に地方においてはやはり非常におくれている面もあります。特にここは所管が土木でございますので、私なども
生活道路の拡幅やら、あるいはここを新設してくれと、さまざまなことをしょっちゅうお願いしているわけでございますが、そういう面では非常に地方と都会と申しましょうか、中央とは相当格差もあるだろうというふうに思っておりまして、
公共事業についても、真に必要なところはやはり積極的にやってもらわなけりゃならんなと、こんなふうに思うわけです。
そこで、この講話というか、講演の中にも出ていたようでございますが、不況時には必要な
公共投資を積極的に実施をすることが正しいというふうに言われておったようでございますが、それは私も理解ができます。ただ、一口に言えば、
公共事業は将来を見据えたものもいろいろあるわけでございますが、
必要性の検証と財政あるいは財源というもののバランスの問題だというふうにも私は思いますので、そういう立場、そういう考え方に立ってこれからもひとつよろしくお願いしたいなと、こういうふうに思います。
そこで、質問に入りますけれども、さきの国会で成立いたしました
緊急総合経済対策としての
地域活性化交付金の概要について最初にお伺いをしたいと思います。
◎中野
土木政策調整課長 地域活性化交付金について御説明いたします。
国の
補正予算で計上されましたこの
交付金については、
地方公共団体が
地域の実情に応じて
地域の目線に立ったきめ細かな
事業等に活用可能な
交付金制度でありまして、2種類のメニューがございます。1つは、きめ細かな
交付金でございます。これは、昨年の2次補正と同様、
地域の
ニーズに応じて文字どおりきめ細かな
事業を支援するものであります。もう1つは、
住民生活に光をそそぐ
交付金でございまして、
地域消費者行政、
弱者対策、
自立支援、知の
地域づくりに対する地方の取り組みを支援する制度であります。
◆
恩田正夫 委員 今2つの柱を述べられましたが、この
地域活性化交付金のきめ細かな
交付金と
住民生活に光をそそぐ
交付金、この金額は幾らなんですか。
◎中野
土木政策調整課長 この
地域活性化交付金は国全体では3,500億円となっておりまして、そのうちきめ細かな
交付金は2,500億円でございます。ですので、
住民生活に光をそそぐ
交付金についてはその引き算になりますので、1,000億円というふうになります。きめ細かな
交付金の2,500億円のうち都道府県には1,000億円、市町村には1,500億円が割り当てられるというふうに聞いております。
◆
恩田正夫 委員 わかりました。
それで、昨年度同様のものが出ているわけですけれども、昨年度は幾らでありましたか。
◎中野
土木政策調整課長 21年度の
土木部のきめ細かな
交付金事業費は約5億8,000万円でございます。
◆
恩田正夫 委員 そこで、当
委員会の所管に関係するものはきめ細かな
交付金が該当するのではないかなというふうに思われますが、その
予算規模と市の対応について伺いたい。また、昨年度同様、小規模な
維持補修、
修繕等も対象になるのかどうか。さらに、
交付金額は各
自治体に一律ではないというふうに思うんですが、
実施計画に基づいて配分されるというふうに理解していいのかどうか、その辺についてお伺いします。
◎中野
土木政策調整課長 質問が3点あると思うんですけれども、私のほうからはまず
委員がおっしゃる対象の
事業についてお話しさせていただきますけれども、小規模な
維持修繕工事など
地域の
ニーズに応じたきめ細かな
事業が対象となります。
それから、
交付金額は
自治体一律ではございません。人口や
財政力など
外形基準により
限度額が算定され、これに基づいて
実施計画書に
事業が掲載されたものに対して交付される制度でございます。
それから、今回の予算の状況でございますが、それについてはちょっと所管が違いますので、私のほうからは御答弁できません。
◆
恩田正夫 委員 そこで、予算としては本年度中に
補正予算として計上されたものが対象になるんだろうと思いますが、市はこのきめ細かな
交付金の
交付額をどのように見込んでおられるのか。さらに、そのうちの
土木関係等、所管にどの程度を見て作業を進めておられるのか、その辺をお聞かせください。
◎
小野塚 副市長
経済対策ということの御質問でございますので、
長岡市が国の
経済対策としてどう取り組んでいるかについて全体のお話をさせていただきたいと思います。
まず、政府は9月24日の
閣議決定で
経済危機対応ということで、国の
予備費対応をやっております。約9,000億円の
予備費対応で、
長岡市はこの対応に対しまして12
月補正の当初提案で学校の
耐震改修に取り組んでおります。小学校7校、中学校4校の
耐震改修、総額で7億6,000万円の対応について計上して
文教福祉委員会で説明をさせていただきました。そのほかに市道の予算を当初提案していますが、今回10月4日の
閣議決定の国の
緊急総合経済対策、これを
最終日に提案させていただきたいと思っております。その総額は、
子宮頸がんワクチン等の
予防接種も含めまして、約17億円を予定させていただいております。そのうち
地域活性化交付金、これについては約5億円、それからそのほかの国の
経済対策補正予算で
左岸バイパス、
長岡ニュータウン運動公園、
子宮頸がんワクチン、
ヒブワクチン等を
補正予算でさせていただきたいと思っておりますが、これらの
経済対策に
長岡市として基本的には国の
補助事業に対応することだけを対応したいと思っております。単独で取り組みますと、
地方債が相当増額しますので、
バブル崩壊後の平成4年から平成10年までの
経済対策も基本的には
補助事業で対応してまいりましたが、今回も
補助事業に対応する補正をしていきたいと、こう思っています。それで、今回のきめ細かな
交付金につきましては約50
事業に取り組みたいと思っております。そのうち
土木費につきましては、
道路維持関係も含めて約8,500万円で対応をしたいと思っております。今
補正予算の調製中でございますが、
最終日に提案させていただきたい、このように考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆
恩田正夫 委員 わかりました。私もちょっと思い違いというか、もっとでっかいものがこの
土木関係に出てくるのかなと思ったらやさしいような数字でございましたので、ちょっと驚いておるんでございますけれども、いずれにいたしましても
経済対策でございますから、
波及効果があるものも当然必要でありましょうし、それはそれとして理解をしております。ひとつよろしくお願いしたいと思います。
◎森 市長 冒頭におっしゃったことは必ずしも御質問ではないと思いますが、少し補足をさせていただきますと、私は
公共事業という言葉にある
イメージが定着していて、とかく市民が
公共事業という言葉を使うときには八
ツ場ダムとか、ああいった極めて大型なものをまず
イメージするようになってしまっているんだろうと、こう思うんです。ただ、いわゆる市の
建設事業を見ていったときに、例えば
道路はほとんどが
生活道路、市道は
生活道路ですね。それから、
下水道も絶対必要なものだし、公園も大体地元の要望でつくっているものですし、
小・中学校の改築は絶対必要なものですし、アオーレも含めて
市役所の建物は絶対に必要なものです。つまりなくてもいいわけがないわけです。それがないというのはやっぱりおかしいわけで、必ず要るものなんです。そういうものも
公共事業なんです。だから、
長岡市がやっている
建設事業のほとんどは非常にわかりやすくて必ず必要になるもの。それをいつやるかの問題だけが残るわけです。そのことが何か非常に変な形で
イメージができ上がっていて、
公共事業が悪というような風潮があるわけだけれども、
小・中学校の改築なんていずれやらなきゃいけないものでありますから、例えば四、五年間でやらなきゃならないものを前倒しにするというのは決して無駄遣いじゃないのであって、お金を物にかえて貯蓄するというふうに考えるべきものです。それが
バランスシートです。
バランスシートの資産のほうに先ほど言ったような本来必要な施設がきちんとあって、それに対応して借金があるのであれば何の問題もないんだけれども、驚くべきことに大新聞とかでも
フローだけで判断するような風潮があるんです。これは、逆に言いますと、
下水道もやらない、公園も何もやらない、まして
市役所はぼろぼろのままでほうっておくような
自治体の財政が
フローだけで見ると一見よく見えちゃうんです、ところが、やらなきゃならないのを先送りにしているだけだから、負の遺産というものは目に見えないところにあるわけです。それが
バランスシートだと思いますけれども、そういうことが今非常に大きな問題になっているのであって、あまり長くなってあれなんですけれども、今国債は赤字国債が86%で、
公共事業は14%しかないんです。驚くべきことなんです。今回の1割カットも、そのカットして国債の
公共事業投資が1割減った分、赤字国債で経常経費に借金が回るというだけです。それは、大変な問題だと思います。ただ、市はいわゆる運営経費とか赤字国債は、基本的に出せませんから、市債というのは基本的に先ほど言いましたようにどっちみち必要になるものにしかほとんど使っていないんです。そこら辺をもうちょっと丁寧に丁寧に説明していく必要があるだろうと。今のことを前提とすれば、不況時の低金利のときにきちんと借りるべきものは借りていずれ必要になるものをやっておくというのは本当に理にかなったことだし、物で貯蓄するという考え方だというふうに私は思っておりまして、そういう意味では御質問にあったきめ細かな
事業、そういったものはもっと積極的に実施をしていかなきゃならんと、このように思っているところでございます。何か応援演説をいただいたようでありがとうございます。
◆
恩田正夫 委員 別に私は
公共事業を悪だと言っているわけじゃございませんので、前にも申し上げましたが、今のアオーレもそうでございますが、この不況のときにちょうどタイミングよくというか、この地方にこれだけの
公共事業ができたということは、考えてみればそういう面ではよかったんじゃないかということで
公共事業については今の
生活道路だとか、いろいろまだまだしなきゃならんものはありますので、ひとつその辺を十分に考えておいていただきたいということを特に申し上げておきたいと思います。
◆関充夫
委員 それでは、質問させていただきます。
最初に、シビックコアの緑化センターについてちょっとお話しさせていただきます。10月にオープニングもありまして、すごくいい施設ができたなと。建物の外側だけじゃなくて、中の運営などにおいてもすごくすばらしいんだなというふうに思いました。オープニングに出させていただきまして、あまりにもよかったんで、私の住む三島
地域においてもちょうどことしはふるさと創生基金
事業で花いっぱいにしようという
事業に取り組んでいますし、さらにまた来年は花いっぱい運動のサテライト
事業があるということで、何人かにいい施設ができたよというような話をしたら、じゃあ行ってみようじゃないかということになってシビックコア地区を視察させていただきました。私どもがお邪魔させていただいてお話をお伺いしていたら、市内のみならず、結構よそからも多くの方があの辺に見えられるというようなお話もお聞きしたんですけど、視察の状況は今どういうふうになっているんでしょうか。
◎小山 公園緑地課長 市民防災公園につきましては、4月に市民防災センター、それから10月に緑化センターがオープンしたところでございます。今御質問にありましたとおり、市民防災センターや緑化センターは全国的にも評価され、また市民の関心も高いことから、オープン以後県外の行政
関係者からも多く来ていただいておりますし、さらに市内でも学校やコミュニティセンターの
関係者などから視察に来ていただいております。これまでに職員が対応した団体だけを見ても50を超えておりまして、本当に多くの方から視察に来ていただいているというふうに私どもも感じているところでございます。
◆関充夫
委員 センター長の小林先生に三島にも来ていただいた中でいろんな花の育て方というか、そこから御講演いただいたりして、行った人からも本当によかったという声を聞きました。
そのときに気づいた点が1点だけありまして、我々はマイクロバスを使って行かせていただきました。そのときにどこへとめたらいいんだろうということで聞いたら、防災センターの前に中型、大型用の駐車スペースがあるというようなことを言われまして、とめようとしたら、言い方は悪いんですけれども、軽自動車がずらずらっと3台並んでとめてあると。たまたまそのときだけかなと思いましたら、ほかのときに何回かお邪魔している中で、いつも同じ車じゃないんですが、またとめてあると。もちろんそこを使う人のマナーが一番の問題だと思うんですが、たまたまかなと思ったらこの前のまちづくり対策特別
委員会の資料の写真のところにもやっぱりとまっているのが写っていると。そういうものを見ると、ここはいつもそういう形でとめられているのかなと。先ほども言いましたように利用者のマナーが一番の問題かとは思うんですが、それほど多くの方が視察されることを見ると、わかりやすくするためにあの辺に大型なりの表示をしたほうが、来られたときには便利なのかなというふうに思うんですが、その辺の考え方はどうでしょうか。
◎小山 公園緑地課長 御質問にありましたように視察や団体利用に備えまして、市民防災公園の駐車場の緑化センター側の北側に2台分、それから市民防災センター側の南側に3台分のマイクロバス専用の駐車スペースを設けております。ただ、御指摘のとおり特に市民防災センター側の南側のマイクロバスの駐車スペースになりますけれども、入り口に近いこともあって一般利用者の車がとまっていることが見受けられます。マイクロバスが来た際は、子育ての駅「ぐんぐん」のほうで車の移動をアナウンスするなどの対応をしておりますが、お話のように今は駐車ますが大きいだけで、そこにどういう車をとめたらいいという表示が全くしてありませんので、今後は御指摘のようなことがないように駐車スペースにマイクロバス専用の表示を行うとともに、利用者に周知していきたいというふうに思っております。
◆関充夫
委員 よろしくお願いいたします。
もう1つの質問に入ります。本会議で丸山勝総議員のほうから2014年問題というようなことも言われまして、私は2014年問題というのは何なんだろうかということで、改めて2014年問題の考え方というか、何が問題なのかという点についてちょっとお話というか、お伺いできればと思って質問させていただきます。県のほうから北陸新幹線の金沢延伸による新潟県の効果、影響と2014年対策についての冊子みたいなものが出されているんですが、
長岡市では交通政策課が担当課になるかと思うんですが、2014年問題というのは一体何が問題だというふうにとらえているのでしょうか。
◎安達 交通政策課長 2014年問題でございますが、北陸新幹線の金沢延伸に伴い、懸念されます問題につきましては、利用客の減少による上越新幹線の本数の削減や高崎以北の枝線化など単なる交通に関する問題というふうにとらえられている面もございますけれども、金沢、富山など北陸新幹線沿線
地域と首都圏との結びつきが強化されることによる上越新幹線沿線
地域の拠点性の低下や旅客の減少による
地域活力の低下、上越
地域の北陸経済圏化による県土の一体感への影響など、
地域経済に与える影響が一番大きな問題ではないかと考えているところでございます。そのため県や上越新幹線沿線
地域の各市町、商工団体などと連携しまして、上越新幹線活性化同盟会を設立しまして、沿線
地域の拠点性の向上への取り組み、上越新幹線の利用拡大及び産業や経済、観光などの諸施策の展開による交流人口拡大への取り組み、さらには在来線強化の取り組みなどを実施しているところでございます。
◎
小野塚 副市長 ちょっと補足をさせていただきますけれども、北陸新幹線が金沢まで開通しますと、当然今の長野新幹線以上に便数がふえるということになろうかと思います。そうしますと、大宮─東京間が過密ダイヤになっておりまして、上越新幹線を選ぶか北陸新幹線を選ぶかという選択が当然出てきます。それで、過密ダイヤの大宮─東京間でどちらを選ぶかというと、上越新幹線の便数が減になるんじゃないかという大きな危惧がございます。そうしますと、当然新潟─東京間の経済的な物流、人的な交流、そういうものが制限されるんじゃないかということ──先ほど交通政策課長が申しましたものと経済的な問題等が本当に密接な関係にあるんですが、要するに大宮どまりになるんじゃないかという危惧も実はあります。そういうことが非常に大きな課題となってきますんで、そこを何とかしなきゃいけないということで2014年問題というものがあるわけでございます。
◆関充夫
委員 そこで、これは私の持論になるんですが、まことに申しわけないんですけど、一般的によく上越新幹線の枝線化と言われると便が減るだとか、下手すると大宮発着になる、もしくは高崎からになるなんていうことが言われている中で、実は問題はそこじゃないんじゃないのかなと。実質的に今のダイヤの編成から見ても、現在長野行きの長野新幹線のほうが上越新幹線より本数は多いんですよね。さらに、ほくほく線の越後湯沢まで来ているたにがわのダイヤの中では、きのうちょっと数えてみたら今19本あると。さらに、年末年始の臨時ダイヤならば大宮─東京間に関してはさらに34本あると。まだ50本以上のダイヤの余裕がある中で上越新幹線の本数が減るという、まずそこを2014年問題の課題にするのは──
長岡市から見ると、確かに利用客が減れば上越新幹線の本数が減るという懸念はある部分ではあるんですけど、北陸新幹線ができることによるその影響で上越新幹線の本数が減るというふうに考えるのは2014年問題に対する正確な理解ではないんじゃないかと。
私が本来的にもっと懸念する部分としては、先ほど交通政策課長のお話の中にもあったように北陸方面との連絡です。東北新幹線の事例においては岩手県や青森県に見られるように在来線が三セクに落とされ、JRではなくなる中で、例えば今ですと、北陸方面では高田に向かう快速くびき野だとか特急北越がつないでいると。そこが分断されたり、料金が別建てになってJRの料金よりも高額になったときに、東京を中心とした中で、
長岡が、地方が分断されていくこと、そこが一番懸念というか、問題になるんじゃないのかと。
だから、先般ちょうど市長が聖籠町、新潟市、三条市、
長岡市と、その中で新潟港の活性化を考えていくんだと、そういった都市の連携が
地域の活性化というか、活力を生み出すというようなお話もされていました。それと同じで、北陸対上越という構図じゃなくて、富山、金沢や直江津、その辺と連絡をとっていく。利用者増に当たっては、やっぱり柏崎だとか、そういったところからの
利便性──特に
長岡の場合ですと、シビックコアにすばらしいパークアンドレールライドの駐車場なんかもできたわけですんで、その辺の活用、
長岡からは
利便性が高いよというような点で
長岡が中越
地域の中心という部分を訴えていって利用者増を図る、そういった対策、やはりその辺が一番大事になってくるんじゃないかと私は思うんですが、その2点について交通政策課はどのようにお考えなんでしょうか。
◎安達 交通政策課長 確かに日本海側の中間線といいますか、
長岡─上越間につきましては特に今回
委員が御指摘のように、鉄道の
利便性が低下するんではないかというような懸念がされております。しかし、日本海を縦貫する路線であり、新潟県の拠点性の強化や県土の均衡ある発展を促進するための重要な路線としまして、高速鉄道交通体系から取り残されることがないようにしていくことが必要であるというふうに考えているところであります。それにつきましては、県や沿線の市、商工団体と連携しまして、上越新幹線直行特急早期実現期成同盟会を設立しまして、信越本線の
長岡─上越間の
利便性の維持、向上、具体的には先ほど
委員が言われました現在走っている特急北越や快速くびき野といった優等列車の維持や新幹線の直通化などについて国や関係機関への働きかけや調査を行っているところでございまして、今後も引き続き県や他市町村などと連携しまして、信越本線の
長岡─上越間の
利便性向上、ひいては県土の均衡ある発展、拠点性の強化の促進、さらには日本海沿線
地域の連携強化に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
◆関充夫
委員 最後にお願いになるんですが、懸念というか、不安ばっかり持っていてもしようがないわけですんで、逆に北陸新幹線をチャンスととらえた中で
長岡が中越
地域の中での拠点性なり、みんなを寄せるだけの力なりを今後も交通網の中で発揮していただきたいなと思います。また上越
地域などでいろいろ問題になっておりますけど、新幹線ができることについて他人事じゃないんだという部分で、同盟会というものを生かした中でやはりしっかりした連携などを今後も図っていただきたいということをお願いしておきます。
◎森 市長 本数の問題は、越後湯沢まで来てほくほく線で富山、金沢に行っている乗客がかなり多いわけですので、その分減少するという懸念はやっぱりあると思います。ですから、その辺がたにがわの減少になるのか、新潟までのものの減少になるのかというのはやっぱりしっかり踏まえておかなきゃいかんと思っています。そのときに乗客数の問題があるわけで、これはやはり県全体で考えなきゃならない問題であって、例えば新潟港の拠点化でありますとか、あるいは新幹線を新潟空港まで延伸して新潟空港が北関東までにらむ空港になるとか、そういった大きな視点での対策がまず必要になるだろうというのが1点目です。
2点目は、関充夫
委員がおっしゃるように、やはり柏崎をにらんでどうするかと。この問題では、実は一番深刻な影響を受けるのは柏崎市なんです。ですから、上越─
長岡間の高速鉄道ということは県も含めてかなり真剣に検討しているんですが、やはり今後もそれをしっかりと進めていくということで、上越─
長岡間の信越本線の高速化が実現すれば、それは今おっしゃったようにピンチをチャンスにかえることになるのではないかと。今の信越本線では、柏崎と上越との関係は交通面からいえば十分あるとは言えませんから、そうした危機感から柏崎─上越間の鉄道がきちんと整備されるということは
長岡にとっては大変大きなことだろうと思っております。その他いろいろありますけれども、沿線他都市とも先ほど申し上げました組織をつくって今全県的なレベルで検討を始めておりますので、今後とも
長岡市としては積極的に取り組んでいきたいと、このように考えております。
◆
恩田正夫 委員 これから話をするのは要望ということでいいと思うんですが、なぜそうするかというと、意見を求めても難色を示されますので、ひとつここで市長にも十分に聞いておいていただいて検討してもらいたいなという意味で申し上げるんですが、私道の市道認定の件なんです。そういう部分にかかわる問題なんですが、最近の住宅開発あるいは造成のときにはもう4
メーターの
道路はありませんが、実は今私の住んでいるところは4
メーター道路がざらにございます。40年以上前に造成したところです。そのほかのところにも私が行きますと、見られるところもよくあるんですが、市道認定をかけたいというのは、この前の震災のときはだいぶ協力してもらったんですが、やっぱり将来不安なんです。自分のところが地震によって中が相当やられているんじゃないか、補助がありますけれども、これを全部住民が直すということになると、かなりの金がかかるということで、私の町内のことを言うのは大変申しわけないんですけれども、市道認定をかけてもらうように今一生懸命やっているんです。だけれども、これはやっぱり規定がありますから、そんな簡単に、これもいいですよ、あれもいいですよというわけにはいかんのも私も重々承知をしているんですが、考えてみますと、古い話ですけれども、当局もその開発を許可していたわけです。というのは、私のところには
道路が先へいってとまったり、また先へいって狭くなったり、そういうものは相当あります。そして、今ここで特にお願いしたいのは行きどまりの
道路なんです。その
地域によって違うんですけれども、例えば先へいって
河川やちっちゃい排水路、用水路があって、そしてそこでとまるわけです。そうすると、そこはもう市道はだめです。それをクリアするには回転場をつくらなきゃならない。回転場をつくるということは、住民が金を出し合って──私が知っているところでもどうにもならなくなってかなりの金を出して回転場をつくって、やっとそこを市道にしてもらったというようなこと、これはそうすればいいんですけれども、住民に大変苦労をかけているなという気がしているもんですから、そういう立場で私は申し上げるんです。例えばそういう場合は、ここが開発されて既存の団地があって、ここに用水が流れていると。そっちのほうは何にもしていない、まだ開発していないという場合は、
道路はやっぱりネットワークが必要ですから、要するにそこに橋をかけていけるように、行きどまりにならないようなことをやっぱり指導してもらわんと。ぐるっと回れば、ここが市道認定にかかるということはできますので、その辺についてひとつ考えておいてもらいたいなということをお願いしたいんです。
それから、回転場をつくる場合、これは補助対象になっているんですか。ちょっとこの辺どうでしょうか。助成金はありますか。
◎志賀
道路管理課長 現在はございません。
◆
恩田正夫 委員 そういう場合もその
地域というか、そこを買収するわけでかなり金がかかりますから、その場合、やっぱりかなり助成をしてもらわないとできません。なぜそれを言うかというと、例えば緊急の場合で救急車がずっと入っていったときに、バックで出てこなきゃならん。救急の場合は、とてもじゃないがそんなわけにはいきませんので、そういうことを考えると、行きどまりのところはある程度考えてやらなければならんなというふうに私は思っております。それから市道認定にもいろいろな条件があるわけですけれども、ここでは申し上げませんが、やっぱりひとつ検討されて住民が将来ともに安心してそこに住めるようなことを考えてもらいたい。これだけは特に苦労しておりますので、これは要望でございますが、ひとつ十分に検討をお願いしたいと思います。
◎
小野塚 副市長 私も恩田
委員のお住まいの城岡3丁目の住居表示を担当したことがございまして、非常に大きな街区になっています。街区は大きいですが、次から次へと重なっていくという形の開発でした。当時の開発許可に問題もあるわけです。今の都市計画では、恩田
委員が危惧されるような開発許可は1つもありません。ですから、過去に開発許可されたものをどうするかということはやっぱり大きな課題だと思っていますので、今後いろいろな面で検討させていただきたいと、こう思っています。
◆
恩田正夫 委員 よろしくお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤一康 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤一康 委員長 議案第208号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤一康 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
13 請願第10号 住民の安全・安心な暮らしを支える交通運輸行政の充実を求めることに関する請願
○
加藤一康 委員長 請願第10号を議題といたします。
〇笠井則雄議員 〔文書表にて説明〕
○
加藤一康 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
加藤一康 委員長 それでは、意見はありませんか。
◆杵渕俊久
委員 それでは、私の意見を申し上げます。
平成12年4月に地方分権一括法が施行されまして、国はとにかく明治時代から続いてきた中央集権体質から脱却し、国と地方が対等な関係の中でやっていこうということで始まったわけであります。それに伴い、三位一体改革の名のもと平成11年には全国で約3,300あった市町村が市町村合併で今はほぼ半減しております。地方は一生懸命努力してきたわけであります。今回この請願に関しては、
地域主権戦略大綱を
閣議決定し、国あるいは内閣がそれなりに行政のスリム化をしようとしている中で、
長岡市でも指定管理者制度という形で民間でできることは民間にとやっておるわけでありますので、やはり国においても直接実施するということではなくて、そのような形をとられるのがいいんではないかなということで、この請願に関しては反対です。
◆
五十嵐清光 委員 私は、請願第10号を賛成する立場から意見を述べたいと思っております。
確かに今の政府は、6月22日に
閣議決定をして、国の出先機関については道州制を見込んで廃止をしていこうということが決まったのはわかっております。今は新潟市あるいは
長岡市にその出先機関があり、車検の仕事をしておるわけでありますが、新潟ナンバーと
長岡ナンバーというふうに分かれていると思うんです。もしこれが道州制を見込んで廃止されたということになれば、極端に言えば北陸でありますから、金沢に行くのか、どこになるのかはわかりませんが、いずれにしてもこの
長岡からそういう場所がなくなるということは私は大変な状況だと思っております。
殊にこの
地域主権戦略大綱というものについては、今もしんし新政クラブの代表から民間でできるものは民間にという話が出されましたが、やっぱり日本の憲法というものがあって、それを前提として国は国の機関として今までずっと物事をやってきたんです。特に今やっているのは治安の問題、国税の問題、国防の問題、
河川の問題で、こういう大きなものは国のほうでやるんだと、そうじゃないものは、これは地方の県なり、市なりにかえていくんだという、こういう状況についてはわからないわけではないんであります。例えば車、船舶、こういうものは事故が起きたら困るわけでありまして、こういうものについては、今
長岡市にあるものについてはどうしても残していくべきでありますし、何も民間でできるものは民間という考えではなくて、こういう重要なものはやっぱり国が責任を持ってやるべきです。住民の安全・安心というものを考えたときは、この請願についてはぜひとも
委員各位の同意を得て採択していただくことを要望して私の意見といたします。
◆
恩田正夫 委員 民成クラブの意見を申し上げます。
この請願について、まず
地域主権戦略大綱は交通運輸行政だけじゃないわけです。さまざまなものがあって、大きく分けて6つぐらいあると思うんですけれども、これはその中で交通運輸の問題にかかわる請願でございますが、国がしなければ安全は守れないんだという考え方というか、私はそれは違うなというふうに思います。その点が1つ。
それから、地方運輸局の充実を求める請願でございますが、今どこが不足をしているのかなという気がするんです。この上に何を充実させるのか。これは、聞きませんけれども、私はもうそういう流れじゃないだろうと。やっぱりいかにしてスリム化しながら、あるいはまたある程度効率化していかなければならない今の社会状況の中で、充実を求めていくということは私はちょっと違うんじゃないかという気がしております。そういうようなことから一番大きなものは、この問題は1つじゃないということ。やっぱりさまざまな問題がある中で議論をしていかなければならない。1つを取り出してそこだけ議論するのはちょっといかがなものかなという気がいたしますので、この請願については反対であります。
◆関充夫
委員 それでは、住民の安全・安心な暮らしを支える交通運輸行政の充実を求める請願について、市民クラブの意見を申し上げます。
請願に「住民の安全・安心な交通運輸を支える行政は、国が責任を持って直接実施すること。」とありますように、全国一律の施策を展開するに当たっては国が責任を持って実施する必要があることは同意できます。しかし、
地域主権戦略大綱において国が交通運輸行政を地方におろすとは触れられておりません。また、国においては安全・安心な暮らしを支える交通運輸行政の充実や住民の移動に関する権利を明確にするために交通基本法の策定に向けた議論が進められているところです。
次に、「国の出先機関である地方運輸局を充実すること。」とありますが、地方の意見をきちんと吸い上げ、展開するために地方運輸局の存在が欠かせないということは理解できます。しかし、最後、唐突に「今後とも
地域の行政機関としての
長岡自動車検査登録事務所を設置していくこと。」とあります。地方運輸局イコール自動車検査登録事務所ではありませんし、利用者としては現在のサービスレベルが守られれば地方に移管されようが構わないわけです。さらに、
地域主権戦略大綱でも国の出先機関の原則廃止の中で地方に移管するための財源や人員の移管の
必要性もうたわれるとともに、国に残す必要があるものもあると言っているわけです。住民の安全・安心な暮らしを支える交通運輸行政の充実を求める請願ですが、今後の国の動きや全国的な流れがまだ実際に見えない点もありますし、何より現在議論が進められている交通基本法について何ひとつ言及されずに
長岡自動車検査登録事務所を残すというのは請願の趣旨と請願項目が一致せず、願意不適当と言わざるを得ません。
よって、この請願については不採択とすべきと思います。
○
加藤一康 委員長 請願第10号は、採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
加藤一康 委員長 挙手少数。よって、本請願は不採択とすることに決しました。
・議決事由 不採択
────────※────────
○
加藤一康 委員長 これにて散会いたします。
午前11時40分散会
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